2010年8月16日月曜日

さよならB街

 日本に帰るまであと二週間たらず。もっと書きたいことはたくさんあるけれど、この機械も、あさってには船便に乗ってしまう。日本に帰って次に住む街はBではない。さよならB街。
 この間のドイツ生活では、また行きたい、と思うところがたくさんあって、実際、このブリュッセル生活の間に、なんどもなんども出かけて行った。夫はブリュッセルにはまた来たくなることなんてあるだろうか? などと冷たいことを言っている。二人とも、けっきょく最後までほんとうにはこの街を愛することは出来なかった。
 気ままだったドイツ暮らしと違って、今回のこの街の記憶は、生活に密接に結びついている。なつかしく思い出すのは、景色や物ではなくて、この時の私たちの生活なのだろうと思う。何度も通った現地の幼稚園やスポーツセンターへの道。きっと懐かしく思い出すけれど、それはまた時を経て訪れても体験できるものではない。40代最初の私たち、幼稚園から小学校入学にかけてのこどもがいた、このときだけのものだ。