2010年5月21日金曜日

ぐっぱーのこと

 小学校に入って、いろいろまた歌やら遊びやら、その場独自の文化を持って帰ってくるこども。先日は、「ぐっとっぱーでわっかれっましょー」と歌っている。これは「ぐっぱー」だな? 聞くとやはり、ぐーとぱーを出して二組に分けるときに使うという。おお、懐かしい。

 私の小学校では「ぐっぱーぐっつきやす」と言っていた。一回で決まらない時は「あいこでやす」と言って出す。しかし、文字にしてみると、「やす」ってなんだろう? なまり? 私はその後、もう一校の小学校出身者が大多数を占める中学に進んだのだが、そこでは「ぐっぱーよっ」だった。決まらなければ「よっ」「よっ」となんども言う。文字にすると伝わりにくいだろうけれど、「ぐっぱーぐっつきやす」はわりにゆったりおっとりした感じで、「ぐっぱーよっ」は「よっ」にかなり強いアクセントがあって、語気が荒い感じになる。最初は、なんだかきつい感じがしてなじめなかった記憶がある。
 その後、さらに高校へ進んだとき、この「ぐっぱー」はさらにバリエーションが豊富だと分かった。クラスで、統一ルールを作るべく?調査が行われたのである。もう詳しいことは覚えていないけれど、「ぐとぱあよ」とかなり平坦にテヌートがかかった感じで言うところと「ぐっとっぱっ」っと全体的にスタッカートな感じの掛け声のところもあったように覚えている。私の小学校出身者が進む中学校では、そのまま「ぐっぱーぐっつきやす」が使われていて再会できた。変わり種としては、隣の寒川町では「うらおもて」というのが使われていた。「うーらおーもて」というかけ声で、いっせいに手を出す、甲側を出しているか、てのひら側を出しているかで分けるそうだ。なんどかやってみたが、これは視認性が低いということで、統一ルールには採用されなかった。けっきょくなにか一つが採用されたような記憶があるけれど、あまり定かな記憶はない。

 ちなみに、今、これを書きながらWikipediaで調べてみたが、項目としては「グーパー」と立っており、その他の掛け声にも「ぐっぱーぐっつきやす」は登場しない。類似のものには「グッパーぐっつきよし」というものがあるが、やっぱり「やす」はなまり……? そして、「うらおもて」は別の項目が立っていて、神奈川県では小田原市で使われているという例が挙げられている。こちらのほうが「ぐっぱー」より歴史は古いらしい。

 さて、こどもはこれを使って「どろ」と「けい」に別れて鬼ごっこをする、と言っている。おお、それも懐かしの「どろけい」だな〜。これも、たしか、小学校時代と中学校時代では呼び名が違ってどちらかが「どろけい」、もう一方が「どろじゅん」だった記憶がある。こどもは「どろ」と「けい」がそれぞれなんだかは分かっていないらしいが、「泥棒と警察」「泥棒と巡査」だよ。
 と、こどもに教えてやってから数日、持ち帰って来た学級通信に「ケイドロ」と書かれているのを発見。えーーーー、そんな呼び方になるんだ。ちなみにこの日本人学校は生徒の大半は愛知県出身、先生は三重県出身である。

2 件のコメント:

Asako さんのコメント...

現在目黒区の小学校に通ううちの子どもは「ぐっぱーじゃす!」といってる。「じゃす!」ってなに?

違和感と言えば、今の東京の女の子たちが「うち」と言ってるのがちょっと不思議。「うちら」とか。全国?(NHK教育の天才テレビくんなんかでも、そういってる印象。)私たちが子どもの頃、あのエリアもそうだったんだっけ?(うちの学校…というような漠然と自分を表すのには使ってたけど…。)

Amsel さんのコメント...

えーー? 東京で「うち」なんだ? じつは、うちのこどもも「うち」って言っている。それはずっと幼稚園で仲良かった愛知県の男の子からうつったんだということになっていて、愛知〜関西のことば、関東圏では言わないものだと思ってた。そういえば、その子の帰国後、一時期、「私」に戻ってたのに、最近復活してきてるなあ。イントネーションも、微妙に、前のは最初に高いアクセントがあって、関西弁っぽかったけど、最近のは平板で東京言葉っぽい。

「じゃす」もおかしいね、「やす」よりなまってる感じ(笑)。