2010年1月12日火曜日

お誕生会のことふたたび。

 娘が同級生のお誕生会の招待状をもらって来て、行きたいという。えー、この子、去年から同じクラスだけど、ちょっと大人っぽい男の子集団の一人。別に仲の良い子でもないじゃない? と思うが、本人は絶対行くという。

 最初は、親としては乗り気ではなかったのだが、案内を見ると、会場はサーカス学校のようなところらしい。ヨーロッパは、各国、サーカス学校という名称で、大道芸の教室がけっこうある。長期休みのスタージュや、水曜の午後等にコースがある。「なんか面白そう」と思ってしまい、現金に参加を決める。
 こういった「お誕生会ビジネス」はかなり盛ん。ちょっとしたおけいこ教室、公園のカフェなどでプランが企画されている。たとえば、遊戯場で、2時間とか3時間とか勝手に遊ばせてくれて、席を用意してもらってケーキカットができる、なんていうのがもっともポピュラーらしいけれど、これまで私が気づいたところだと――
「手芸店併設の教室でビーズアクセサリー作り」→小学校中学年とおぼしき女子8-10人くらいの集団が、そこで作ったネックレスを全員で身に付けて、近くのカフェに移動、ケーキを出してもらって歌って祝っているのを目撃。
「ミニSLの走っている公園でのプラン」→愛好家が走らせていて、週末、ちょっとしたお金を払って乗ることができる公園があるのだが、屋外にテーブルを出してもらってケーキカット→何度でも乗れる無料パスを首にかけてもらって(色紙の手作りっぽいものだけど、**ちゃんの誕生日パーティという文字や日付が入っている)みんなで並んで乗っているのを目撃。
「お誕生日ケーキをみんなで作るコース」→これは実際のシーンは目撃したことはないが、近くの製菓材料店でちょっとした教室のあるところも、年齢に応じて、飾り付けだけのコース(3歳から未就学だったか)、生地から造るコースなどなどのプランがオファーされていた。
 子供が水泳教室に通っているスポーツセンターだって、インストラクターがついて、プールで遊べるコースや、体育館でボール遊びが出来るコースなどなど、宣伝しているのを見る。
 もちろん、こんなきっかりスタッフが付くものばかりではなく、公園にあるカフェを借りて、ケーキカット等はそこでやって、あとは自由勝手に遊べるようにするのもあるし、そのケーキも、用意してもらうことも、持ち込むこともできる。
 
 ヨーロッパでは、お誕生日にはプレゼントをもらうのもさることながら、お誕生日の本人が人を招いてもてなすのが重要視されているらしく、夫の職場でも、現地職員さんは自分の誕生日にお母様のお手製だと言うケーキを持って来てふるまったりしている。そして、子供の誕生会では、自宅でのパーティも趣向を凝らして、その2時間や3時間をいかに楽しく過ごさせるかとても熱心にやってくれる。家の飾り付け(外側にも、風船等を飾り付けてあったり)にもここぞとばかりに力を入れる。基本的には、親は子供を置いて帰ってしまい、あとで迎えに行くのだが(招待状に、開始時刻のみならず、終了時刻も書いてある)、もちろん、関係性によって、一緒に参加するときもあるし、送迎のときに、大人にも、ちょっとしたお菓子や、シャンパンがふるまわれたりもする。

 さて、行くとなったからには、プレゼントを持って行かないと。五歳の男の子なんて何欲しがるかわからないよ~と言うと、娘はあっさり「ミニカーでいいんじゃない」それ、あなた、この前別の男の子の誕生会に招かれたときも同じこと言って買ったじゃん! そのときの子は、仲の良い子で、幼稚園に持って来た自分のミニカーを私にも見せびらかしてきたこともあるので、その時はそんなもんかと思ったけど、そんな毎回同じことで良いわけ? そして、実際買いに行くと、「やっぱり、レゴだった」という。ああ……そういえば、教室でレゴで遊んでる集団がいるね。レゴにするか。「うーん、でもやっぱり人間が付いていて遊べるのが良いんだよね」と紆余曲折を経つつ、結局、プレイモービルの道路工事セット。

 当日向かうと、小さめの体育館みたいな建物だった。二階にテーブルが出してあって、お誕生日の本人とご両親が迎えてくれる。名前を書いた表に、電話番号を教えてほしいと言われ、書き込む。子供の名前を書いたシールを服に貼ってくれて、こちらも、お誕生日プレゼントを渡して受付終了。去年のクラスの子も招待されていて、とくに仲が良いとか良くないとかそういう派閥は関係ないようだ。かなり大規模。うちの子供にとっては、知っている子ばかりなのでテンションが上がってくるし、親としても安心して、そのまま置いてくる。久しぶりに、子供のいない週末なので、夫と二人でお茶をしに行ったり(そして、子供がいるととれないチョコがけクレープを注文したりして)ゆっくり過ごす。
 そして、お迎えの時間。建物につくなり、子供たちの大声が聞こえてくる。外から、走り回っているうちのガキの姿が見える。受付をしていたテーブルには、袋菓子とみかん、瓶のりんごジュースが並んでいて、各自が自由にとれるようになっている。音楽がかかっていて、それにあわせて踊っている子供たちもいる。そこでうちのを捕獲して、ご両親に挨拶、作ったというお面や、プラスチックの赤いつけ鼻(ピエロみたいなものです)をもらって帰る。楽しく過ごしていたのだろう、しゃべる声が大きくなっている。
 いろいろやったことを聞き出す。紙に輪郭だけ印刷されたお面を色を塗って切って完成させた。3階に上がったら先生がいて、皿を回す、とか、台に上って、高いところにあるブランコに乗る、とかをやらせてくれた。ケーキはチョコレートだったので残した(ははは……)などなど。皿回しは全然出来るようにならなかったとのこと。そりゃまあ、そうだ。ブランコは出来たとか言っている。本当かな。

 ところで、こっちの学校は9月始まり6月終わりなのだが、なぜか、生徒は、1月生まれからで構成する。つまり、この男の子がクラスでは一番早い生まれ。不思議な気がするが、クラスは全員2004年生まれになるので、それはそれで合理的なのかも。

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