2009年10月6日火曜日

編み物のこと

 編み物の季節がやってきた。
 編み物が好き――といっても、生来飽きっぽいし、こつこつまじめにやる性格ではないので、小物限定。マフラー、帽子、ミトンといったところ。まあ、私程度の腕前だと、手作り感が出まくっちゃうから、セーターとか編んでも着られないし……。この辺は、何度か作っているので、工程が頭に入っていて、本等見ずに、適当に始めて適当になんとかなるのがまた、ふまじめな私に合っている。東京にいるときは毎日忙しかったし、編み物からは離れていた。で、ベルギー生活。冬は寒い。天気も悪いから家にいがち。子供がいて「オカンアート」の受け皿もある!――というわけで、去年からまた編み物熱が再燃してしまった。

 去年は、ひたすら編んでいた。
 まずは子供にミトン。靴下用の毛足の長いピンク~オレンジの段染めグラデーションの糸を買う。最初はリハビリをかねて、なにも考えずにゴム編みで筒を編んで行く。が、こっちは針が金属製が主。重いから疲れるし、滑りやすくて目から抜け落ちる。また、糸が遊び毛が多く、ひじょうにいらいらしてしまう。出来上がったら、子供には不評(毛が抜けるから)。
 次に、竹製の編み針を探して買ってきて、私にミトン。また暗い紫~茶~明るいオレンジの段染めグラデーションの糸。これもまた、なにも考えずにゴム編みで編む。靴下用なので、化繊混で、固めに編んだので、目が詰んで、とても暖かいものになった。左右に差がないので、適当にぱっとはめられるところもお手軽。
 また子供にミトン。気分が乗ってきたので、編み込み模様でお花を作る。といっても、裏編みに下向き↓型に表編みを入れて、ポップコーン編みを乗せた簡単なもの。ちょっと濃いめのフクシャピンク。これはウール100%にしてみた。
 その↓型を見ていたら、これは顔になりそう? と思いつく。というわけで、私のミトンのあまり糸で子供にミトン。↓上端に一つ、その上両側に目のつもりでポップコーン。あとからかぎ針細編みで耳を付ける。くまミトン。
 子供が汚すから、なくすから、たくさん編まなきゃ! を大義名分に、またまた子供のパープルのミトン。表編みで編んでいって、クロスステッチの図案を参考に、ハートを裏編みで入れる。
 そして、自分用にベレー。好みど真ん中のオレンジ系アルパカツイード糸(ベージュや緑のネップが入っている)を買ったので、ネットにある基本のベレーの編み方を参考に、前に買っておいた模様編みの図案集から、ポップコーンと縄編みを組み合わせた模様を入れる。手が混んでいるので飽きなかったし、達成感もあるけど、うーん、せっかくツイード糸買ったんだから、もっとシンプルでも良かったのかも。
 春、アフガン編みなるものを知ったので、綿麻糸で私のショートマフラー。肩こり対策。
 ほか、余り糸で小さなパペットみたいなのもいくつか作った。それらは、今は、プレモに着せてトトロをやらせるための着ぐるみとされている。

 さて今年。
 去年作った子供ミトンのうち、ピンクのお花のは、汚しまくって洗っているうちに縮んでやせてしまい、パープルのは片方を子供がなくし、くまミトンは、両方を、たぶん、カーニバル見物のときに親がなくした。うーん、需要が発生するって良いなあ! 私なんか、ドイツ時代に編んだミトンが未だにはめられるよ。
 というわけで、今年もまずは子供ミトン。ハートをリクエストされたので、ピンクの糸を買って、去年のパープルの残り糸で編み込みでハートを入れてみたけど、裏に糸を渡すのが嫌で、編み込みを折り返しにしたら、うまくいかなかった。シーズン最初ということもあるのか、全体的にうまくいかない。「ごめん、またもう一個作るよ」「うん、今度のはうさぎにしてね」「うさぎ?」「去年はくまだったでしょう?」ははははは……。うさぎってどうやるんだ? でも、耳をどう工夫するかを考え始めて、これもまた楽しい。
 次は、私のものにしようと、靴下に手を出してみることにした。こっちでは靴下編みが盛んなのか、糸も豊富に売っている。でも、日本みたいに編み図にしないで、文字で「何目何段、何目何段……」と書いてあるだけなので、なかなか手を出せないでいたのだが、ネットで日本語で調べた。いろいろ宗派?がある。履き込み口から編む/つま先から編む/あとからかかとを付けるなどなど……。いろいろ見て履き込み口から編むタイプに挑戦。ちんぷんかんぷんながら、ともかくやってみよう! 糸は、ドイツのシュタイナー系の店で天然素材染めの変なカエル色のものが安くなっているのを買ったは良いけど、何にも使えず放置してあったもの。太いから、靴下というよりルームシューズか。足首部分を短くする。「信じよ、さらば救われる」と書かれているサイトがあったが、ともかく書かれている通りに編むと、かかとが立体的にできる! すごい! これは楽しい! はまる! 編みながら、サイトをいろいろ検索して、北欧のいかにもっぽい模様の入った編み図をいくつかダウンロード。ついでに手袋も。編み込みが複雑だと、面倒だけど、さすがにヨーロッパでも図にしてくれるので、わかりやすい。一度編んでみると、工程も頭に入っているので、やっと呪文のようだった編み方の説明がわかるようになる。次は、つま先から編むタイプに挑戦しようと決心する。

 いや〜、一度文字にしてみようと思っていたけど、こうしてみると、自分のはまり具合のばかばかしさがよくわかりますなあ。まだまだ今年も編みたい編み図がたくさんあるのだ。
 ネット+活字+編み物――肩が凝るのも当たり前か。でも、やめられないんだよな……。

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