2009年9月10日木曜日

新学期のこと

 新学年早々、保護者を集めて会が開かれるとお知らせが入ってきた。平日の17時-18時。夫は自分は行く気はないけど、早く帰ってきても良いというので、子供を預けて行ってみる。

 最初は、園庭に全クラス集められて園長が挨拶。当たり前だがフランス語、一言も分からない。言葉が分からないのに行ってもしょうがないのかな、と思いながら来たのだけど、さっそく不安になる。最近、フランス語が出来るつもりになっている子供が、一緒に行って通訳してくれる、とか言っていたのだが、おいてきてしまったし。もちろん、連れてきたところで、そんな助かるわけはないのだが。
 が、各クラスの担任を紹介してくれるのは面白かった。名前を呼ばれると、それぞれ、履いてないスカートをちょっと持ち上げるふりをしたり、大げさにお辞儀をしたり、そもそも、園長挨拶中も、来ている子供に向かっておどけてみたり、先生同士ふざけあっていたり、緊張感はない。
 その後、各クラスに分かれて担任の話を聞く。最初に、誰の親かと名乗り合う。18人クラスなのに、8人しか来ていない。子供を連れてきて、庭で遊ばせている人もいるけれど、小さい子供のいる家でこの時間帯は来にくいのかもしれない。
 担任は、非常に話が長い。pourquoi?-parce que(なぜか?/なぜなら)をしょっちゅうはさんで、ゆっくり慎重に話してくれるので、単語は聞き取りやすいけれど、でも、やっぱり話として掴むまではフランス語力はついていないのだった。教室の中で、実物を見せながら話してくれたことはなんとなく分かったけれど……。

 今は、カレンダーや四季というものを教えているそうで、カレンダーだけで普通のカレンダー、日めくり、いろいろその日に書き込めるようになっている大きなカレンダーがあり、壁に、月の名前と、季節の名前が貼ってあって、今がなんであるか、が分かるようになっている。そこには、幼稚園のそばにある大きな木のそれぞれの季節の写真が貼ってあって、春は新緑、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪が積もっている。
 子供たちは今、当番でいろいろな仕事をしていて、カレンダー係が、日めくりをめくり、普通のカレンダーにも、その日が何日であるか示す赤枠を貼ることになっているそうだ。当番には、そのほか、お天気係、筆を洗う係、椅子を片付ける係、鞄を片付ける係、移動する時に列を作らせる係、などなどがある。今、うちの子供はお天気係。カレンダーにその日のお天気を描き込んだり、壁の「今日の天気」のところに天気のマークを貼ったりする。
 机で島を3つ作ってあるが、それは島ごとに「算数」「図形」「パズル」と分けてあるそうで、算数のところでは、簡単な数を使った遊び(書かれている順番にビーズを通す、1/2、1/4、1/6といった円形のパズル、などなど)ができたり、図形のところでは絵を描く。
 また、子供たちの名前をブロック体と筆記体で書かれた札が壁に貼ってある。その札を使って、大文字/小文字、ブロック体/筆記体、シラブル(音節)を学んでいるのだという。これまでと違い、絵を描くとき等は、自分で名前を書かせている。壁に貼ってある子供たちの絵には、確かにたどたどしいながらも名前が書いてある。シラブルは、発音しながら、手を叩くらしいが、やっぱりまだまだ分からない子供がいるという。うちのか? 文字の数、母音の数ともまた違うし、私もシラブル数が分からない名前がある。
 また、読んでいる本、歌の話もしてくれる。そういえば、子供は、新しい学年になってから、いろいろ歌を覚えて帰ってくる。

 そして、遠足やプール、お誕生会の話題になると、実物を見せながらではないので、もうまるで分からなくなってくる。遠足は、去年と違ってたくさん歩かせるとか、プールは、クラスごとに色の違う帽子をかぶらせるから、今年は青を用意しろ、とのこと(去年と色が違うので、ブーイングの声が保護者から上がった)、今年の聖ニコラのお祭りの日にちくらいしかわからない。うーーーん、今日、来ていない人も多いし、大事なことは、その都度連絡があるだろう、と思うことにする。

 時間を30分オーバーして会は終わった。密かに心配していた自己紹介し合うとか、親を交えてディスカッションなんてのはなかった。隣のクラスからは、最初の段階から、活発に親と教師が語り合っている雰囲気が伝わってきたから、それは担任の個性によるのだろう。しかし、その隣のクラスは、時間通り早く終わったのはなぜだろう? 分からないことが多いのはつらかったけど、家に帰って、お天気係や、シラブルの話をすると、子供が喜んで説明する。お天気は、先生が言ってくれるのを描き込むとか。やっぱり、シラブルは分かってなかった! 頭でカタカナに置き換えているから、子音だけの音でも、手を叩いてしまう。そうだ、先生は違うって言った、なんて話したりして、それはそれで楽しい。それだけでも行った甲斐はあったかな。ずいぶん、勉強っぽい感じになる印象を受けた。日本にいるのとは半年遅れだけど、ついに最終学年になったのだと感慨も深い。

 翌日は肩こりがひどくて、やっぱり緊張していたのだなあ。いつも使わない頭を使ったってことか。

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