2009年8月11日火曜日

大掃除のこと

 ずいぶん前から、予定書き込み大型カレンダーの8月8-9日の週末に「おおそうじ」と書かれていた。
 掃除はほんとうに苦手である。それは夫もそうだというけれど、夫と違い、私はどんどん散らかしていく。私の意識では「気づくと散らかっている」なのではあるが。以前、「エントロピーは増大するという法則があって……」と言って、夫に「ここは自然界か!? 自然界なのか!?」と怒られたこともある。諸悪の根源は「使ったものをもとの場所に戻すができない」「ものが捨てられない」からだ、と知っているのだが、気づいて直せるくらいなら、こんな散らかし人生を送ってこない。
 平日のうちに、責任が私一人に帰属しそうなもので、共有スペースにあるものをとりつくろっておく。金曜日、夫が「土曜午前/土曜午後/日曜午前」と仕分けして書かれた表をもって帰ってきた。この通りにやれば、日曜午前で終了すると言う。私はすっかり戦力外通告。

 土曜午前中は、一人でマルシェに買い出しに。子供は、夫の秘書氏が貸してくれたと言うディズニーのDVDを見て過ごす。簡単にそばをゆでて、惣菜かなにかを買ってこいという指示を受けるが、あてにしていた鶏肉屋が夏休みで、ソーセージを買ってくる。午後は、私と娘と二人で近くに出ていた移動遊園地に遊びに行った。「今日は外に連れ出しても、遊園地が来てるから、乗り物に乗せて見てればいいんでしょ――って、なんだか何もできないお父さんのような言い方だ!」「いや、お前はそれすらできなくて、けんかして泣きながら帰ってきたりするんだ」といわれたりしたが、まあ、そんなことはなく、一応仲良くしていた。
 午後早い時間は、移動遊園地も暑くて人が少なくて、回りはみんなお父さんと娘、あるいはじじばばと孫、という図で、私の立ち位置というものを知らされた気になった。
 移動遊園地は、キャンピングカーに、遊び屋台をつないでもってきて営業しているので、一つ一つのメリーゴーラウンドやら、なにやらが独立会計になっている。1回2ユーロ、3回5ユーロが基本だが、さて「同じところで3回と、何カ所か回るのとどっちが良い?」と子供に聞くと、気に入ったメリーゴーラウンドがあったとかで、「同じところ3回」という。面白くなさそう……と思うが、高さを自分で替えられるのが面白いポニー。後部座席にベルが着いていてならせるし、もちろん、運転席のハンドルも回せる(なにも機能してないけど)車。 馬らしく前後に揺れる馬――と、三種類、それぞれにバリエーションを付けた乗り物に乗れたので、まあ、良かったのであろう。くるくる回る子供に向かって、デジカメや携帯を向ける、私そしてよその父親&じじばば。
 乗り物が終わると、いつもの大好きなバンジー。私は怖いと思うのだが、ほんとうに小さい頃からうちの子供は好きでやっている。空いているせいか、ずいぶん長い時間やらせてもらえたし、あまり力がないのか、こつが判ってないのか、弾みが悪くなってくると、おにーさんが、脚を引っ張って、よくよく弾むようにしてくれたりした。これは一回で5ユーロ。 

 あまりに暑いのと、時間があまりつぶれずお金だけ出て行くので、本屋兼文房具店に入っていたら、夫が「終わったから帰って良い」と
電話してきたので、子供の手を引いて、トラムの駅へととぼとぼと帰って行った。
 帰ってから、夫が昼寝しているのに、こどもがまとわりついていたので、風のばんばん通る、涼しい居間で、刺繍をして、すてきに快適な夏の午後を満喫していたら、夫が復活してきて、「またそんなことして! 肩こりするぞ!」とがみがみ言った。

 日曜日は、私も少々参戦?して、台所等水回りを掃除した。昼ご飯を私が作り始めた頃、夫が最後のお風呂を終えて戻ってきて、大掃除終了宣言を出した。「次は12月!」とのこと。せめてそれまできれいに暮らそうと思うが、思うだけできれいになったためしはない。

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