2009年8月7日金曜日

スタージュ後半戦のこと

 前には「スタージュ万歳!」なことを書いたのだが、まあ、人生そんなに甘くなかった。前回のとき、同じクラスの日本人女子保護者に、「最初からすごい適応力」とか「もういくらでも預けられそう」とか「うちの子は大変だった」とかは聞かされていた。でも、実感なかったので「そーですかねー」とか返事をしていた。

 母親を帰した翌月曜、プール中心スタージュに行ってみたら、同じクラスに前回一緒だった日本人の子がいないとわかるなり、不穏な雰囲気に。その日、私が体調を崩したので、お迎え+翌日の送りを、夫に任せたところ、火曜は、クラスに着くなりいきなり泣き出して、すごく嫌がっているという。
 えー、2週間のつもりで、もう申し込んでお金も払ってるのに! あんなにプールやりたいやりたい言ってたのに! 今週は、仲の良い子はいないって予告してあったけど、だいじょーぶとか言ってたのに! とかいろいろ思うが、考えてみれば、私なんか、環境が変わればなじむのに時間がかかるんだから、子供だって大変なんだ、と思い直す。今回は、先生も女性ばかりで、そこが苦手なのかも、と夫と話す。

 内容自体は楽しいらしく、夕方は機嫌が良くなっているので、いろいろ聞き出すと、やっていることも先生も、前回の音楽のより、今のほうが良いという(えっ、あんなに前の先生と仲良かったのに! と思わないでもないが)。先生も一人、とても気に入っている先生ができたようなので、朝は、その先生を狙って行って、引き取ってもらう。ぐじぐじと涙ぐんでいても、その先生は「はーい、じゃあこっちきてね、だっこしてあげよう。ママは仕事だよ、ばいばいしよう!」と言って引き取ってくれる。そうすると、子供もうなずきつつ、ばいばいしてくれる。いや〜、仕事じゃないんですが! と良心が傷みつつも、手を振って別れる。
友達も二人、仲の良い子がいて、よく話に出てくる。両方とも名前的にも、お迎え時に親と話しているのを聞いても、英語圏なので、「でも、英語話すんじゃない?」と聞いてみると、「うんそう、フランス語じゃない」という。「じゃあ、お前は何語で話してるの? 英語? 日本語?」「フランス語だよ」「へー……」

 この頃、ちょうど日本のニュースで、フジ系とNHK両方で、韓国とベトナムとで、軍のサマーキャンプに中高生の子供を預けるのがはやっていると言う報道を見た。一人っ子が増えて甘やかされているので自立心を養わせるために、なのだそう。スタージュもきっとそうだよ! うちのも一人っ子で甘やかされてるし! と思うことにする。

 そして二週目。また生徒が入れ替わっていて、前回の友達はいなくなっていた。さらに、よくなついていた先生もいない。
 月曜の朝、「あの先生じゃなきゃいや〜」と泣く子供に、前週からの先生が優しく「あ〜泣かないで〜、あなたはプール大好きじゃない〜、楽しいでしょう?」と声をかけるが、逆効果で、ますます泣く。困った顔でその先生が「うーん、プールはすごく楽しんでるんですよ」というので、「ええ、私も午後、見て知ってます」と言う。泣き止まないながらも、なんとか別れてくれそうなので、そのまま去る。早めに迎えに行って、キャットウォーク状に設置された観覧席からプールをこっそり覗いていると、すごく楽しそうにしている。私にすぐ気づいて、手を振ったりする。なんだ、元気じゃん。
 さらに翌日に至っては、友達と遊ぶのが楽しくて、一度も上を見ず、私にも気づかなかった。大はしゃぎで騒ぐ声が聞こえてくるが、日本語とフランス語が行き交っていて、それでも意思の疎通ができている。『エマ10』のハキムとウィリアムのエピソードのよう。子供はすごい。あとで「さっき、泳いでいるとこ見たよ!」と言ったら「へー気づかなかった!」とのこと。楽しかったからだよ、と話してやる。また、新しい先生で一人、気に入った先生ができたらしい。さばさばしたタイプの先生で、うちのがぐじぐじ言っても「はいはい、だいじょーぶでしょ!」と言い放つ。「だいじょうぶ」が疑問形じゃなくて、断定になっている。子供たちには人気らしく、いつもたくさんの子供がしがみついて遊んでいる。

 水曜からは、朝も楽しく走って出かけるようになった。家で、やってきたことを楽しく話せるようになった。いつも、朝、点呼のあとは体育館で遊んでいるらしい。片足けんけんで描かれた通りに進んだり、ミニホッケー、フラフープ、トランポリン、サッカー等等。ご飯のあとは、休憩してプール。プールではおやつ休憩をとるという。
 そして、今日、金曜日でこの夏のスタージュは全部おしまい。やっと慣れたところだったので惜しい気もするし、来週一週間、どうしようとか思うけれど。

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