2009年8月26日水曜日

イタリア旅行のこと1 イタリア前

 今回は、ばーんと10日間の長い旅行に行ってきた。結婚後、いや、就職後最長なのではないだろうか? 行き先はイタリア。かかとの先のプーリア州を中心に、例によって運転手一人の自動車行なので、途中寄り道をしながら出かけてきた。

まず最初は、デュッセルドルフ。ここから自動車を電車に積んでアルプスを越える。夜行なので、夕方の発車なのだが、朝から出てきて、お昼ご飯をまず食べる。デュッセルドルフといえば、アルトビール! Uerigeとか名店もあるけど、ドイツ時代に行って気に入ったのに一度しか行かれなかったBrauerei Fuechschenに行く。香りの高いアルトビール! なつかしい! ステンドグラスや、壁のタイルに店の名前の子ギツネが描かれていて、それもまた可愛くて、雰囲気がある。

 その後、日本人街に出た。今回は日本語書店に子供を連れて行くのが目的。私は日本から本を送ってくれる人に恵まれているので冷静なのだが、子供は大興奮。座り込んで読みふけってしまった。最終的に本を一冊買って出てきた。今はネットで買っても海外に送ってもらえるので、大人はその方が安いし楽だと思ってしまうのだが、やっぱり、本を買う場、見る場を楽しいと思う気持ちをもっているのは、嬉しい。私だって日本にいれば、一日に何度でも書店に行ってしまうような人間なのだ。今はすれっからしになって、個性の薄い日本語書店より(店の性格として、広く人気のあるものを、今の日本の情報を――となるわけだから、それはしょうがない)、言葉は判らなくても、書店員さんの熱意が伝わってくる、手書きポップや帯のある漫画専門店や、都心にある書店のほうが、店の雰囲気が面白いなどとすかしたことを言っているけれど。
 店内のレイアウトや商品(書籍以外の日用品も置くようになった等)も変わっていたが、一番変わったのは、店の一番奥にコミックと、ビジュアル系バンド雑誌、プリクラ機が置かれたコーナーができていたことで、そこには、ビジュアル系コスプレのドイツ人が大挙して来ていた。今時、行列のできるプリクラ機! いや、日本にもそういうのがあるのでしょうか? 手前のコーナーは、100%日本人で、日本語ばかり聞こえるのに、そのコーナーは、ドイツ語のみ。見た感じは東京ドーム前という感じなのに、なんだか不思議な気持ちになってしまう。
 日本食材店も流してみた。ブリュッセルに来て、食材が豊富なのに興奮して、こっちのほうが、日本人は暮らしやすい! なんて思っていたのだが、それは時代の違いだったらしく、デュッセルドルフもパワーアップしていてた。そもそも規模も大きく回転も良さそうで、やっぱりヨーロッパ随一の日本人街なのだった。旅初日なので、当然、何も買わずに出てくる。

 その後、夜行列車に。一等車をとっておいたので、三人で個室だった。そもそも寝台が3階建て。二等車はそれが二組で向かい合わせになっている。寝台列車なんて、それこそ何年ぶりだろうか? ほんとうに子供のときに、親と東北に行ったのが最後? 大学生のときに夜行で友達の下宿先に行ったことがあるけど、そのときは、寝台じゃなかった気がする。
 夜は、食堂車に行ったのだけど、混んでいて大変だった。席に座るまで30分、座って1時間半。でも、ライン川に沿ってゆっくり走る電車で車窓を眺めているのは楽しい。時間的にも夕暮れ時で、旅情旅情。子供も、なんとかもったので良しとしよう。

 三階建て寝台の一階に夫が、二階に私と子供が寝たが、ほんとうに狭かった! 一段目でさえ、普通の電車の座席の高さな訳だから、子供を一人で寝かせるのは危険だと思ったのだが、子供が寝相が悪いというのもあるだろうけど、よく眠れない。いつもみたいに、子供が父親と寝たがったら、大変なことだった。ドイツ人はちゃんとこれで寝られているのだろうか?
 まだ暗い中、電車が時間調整で止まっているので、外を見ると、インスブルックの駅だった。夫と二人で起きだして見る。
 6時すぎに、頼んでおいたモーニングコールが入って、子供も起こして食堂車へ移動。外はブレンナーの駅。以前、私の両親がブレンナー峠を越えたい! ドイツ人は、イタリアの陽光に憧れて峠を越えたんだ! やってみたい! とわがままを言って、夫に車を出してもらって出かけたことがある。峠は、もうEUになって国境でのもなくなっていて、とうぜん「峠の釜飯」があるわけでもないただの通過点になっていた。今回はデュッセルドルフも晴れていたから、何も感じなかったけど、帰りは、ブレンナーを越えるなり、急に天気が悪くなって気温も15℃くらい一気に下がって、やはり峠を越えたことを実感した。

 ヴェローナまでの指定がとれてなくて、途中駅で降りた。車を預けた人が順々に車を出して去って行く。さあ、ここからがイタリア旅行だ!

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