2008年12月17日水曜日

幼稚園のこと

 子供はフランス語系の公立幼稚園に通っている。
 まだ幼稚園児なので、英語教育を施してバイリンガルにしましょうという野望もなく、でも、せっかくなので異文化の中にぶちこんでしまいたいとの気持ちからそうしたのだった。場所柄か、入れた園は日本人も多く、その他の外国人も多いから、「異文化体験」という意味では面白いし、いざとなれば、日本人同士でコミュニケートできるし、受け入れられやすいだろう。また、月一回の遠足でフォロン美術館に行ったり、自然科学博物館(恐竜の展示が充実しているそうだ)に行ったり、水泳も近くのプールまで行くのが月に1-2回あり、音楽イベントもありと充実していて、私はいろいろ満足。

 子供はなかなかなじめていないけど!

 早いうちから、家での話題にクラスの女の子の名前も出ていたので、それなりに過ごしていたのだろうとは思うけれど、安定してきたのはこの12月くらいで、それまでは毎朝、だいすきな父親と別れるのがつらいと言っては泣き、ほかの子に無視されたと言っては泣き、で父親はかなり胸を痛めていた。平然としている私は冷たいと言われていたが、だって、その頃だって、先生に「どうですか?」と聞くと「泣くのは朝だけ、それも2分間だけです。あとは笑って過ごしてます」「え? 2分って、2、2ですか?」「ええ、お母さんが見えなくなれば泣き止んでます」と言われたりしたし。
「ぜったい一番に迎えにきて!」と言われて、はいはいと15時半の開門を玄関で待ち、さっと教室まで行く。日によっては「も~、今、みんなで『それ~それ~』(歌? 手遊び?)やってたんだよ!」と怒られたり、みんなにキスしてお別れしてから帰ると言って、またみんなの輪に戻っていくこともある。また日によっては泣いたあとがあって「今日はお外で遊んだときにいやなこと言われた」と言って泣いてみたりするし、一進一退。
 昨日も、「エコールは楽しい?」と聞いたら、「non!」と返事するので、なぜだか聞いてみたら、フランス語が読めないからだと答えた。保育園時代、登園するなり、まず絵本棚の本を読むところから一日を始めていた子供なので、本が思う存分読めないというのは、ストレスなのかもしれない。
 引っ越し前の一ヶ月は私の実家で過ごし、ブリュッセルに来てからも家を決めたり、手続きでばたばたしたりで、まる二ヶ月を家族だけで過ごしたので、とくにつらいのかもしれない。

 一方、oui、non、や数はかなりフランス語で出てくるようになった。最初にnonを覚えてきて、家で連発するので、「のんのん小僧」と呼ばれていた。今は、なんでも「c' est moi!」と言うので「せもわ小僧」に昇格。しかし、こうして書いてみると、ただの反抗期か? また、歌も習ってくる。いろいろ歌わせてみて、見当をつけてネットで検索できるくらいには再現できるようになった。

 将来の夢はお菓子屋さん、という子供なので、それにはフランス語ができると、便利だよ! と言って、今日もまた送り出すのであった。

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